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建売住宅・注文住宅・間取りのポイント

リビング20畳以上の間取りで建てる土地の坪数&ポイント3選を解説

投稿日:2018年8月2日 更新日:

注文住宅を建てるのであれば、多くの方はリビングが広い家を建てたいと思うはずです。

少し古いのですが、リクルート(SUUMO)で、住宅を購入した人のLDKの広さ割合を調査している結果、購入された多くの方のLDKの広さが平均19.9畳と約20畳以上のLDKがある家を購入されていることがわかりました。

出典:https://recruit-holdings.co.jp/news_data/library/pdf/20060404_01.pdf

住宅を購入して失敗した理由の多くがLDKが狭かったと言う理由も多くあるためか、LDKの広さを重視される方が多いです。今でも殆ど変わっておりません。(後記解説)

逆に言えばリビング20畳以上であれば、住宅購入の満足度は上がると言っても良いといえます。

しかしリビング20畳以上の家を建てるためには、土地選びの方法がとても重要になります。

なぜなら土地には都市計画法が定められており、都市計画法と土地の広さによっては、LDK20畳建ててしまうと4LDKが入らずに3LDKの家になってしまいます。

多くの方は4LDKを希望しておりますから、購入する土地によってLDK20畳を諦めなければいけません。

今回は4LDKの及びLDK20畳以上をクリアした家を建てるための土地選びの方法について解説していきます。

土地から選んでしまうと、LDK20畳の建物が建てられない可能性もあります。

注文住宅を建てたい!とおもったらまずは建物のplan図をチェックしてから土地を探すことをオススメします。

 

2階建てリビング20畳の家の建築面積はどれくらい?

出典:http://homeclub.misawa.co.jp/tatsujin/blog/10092/?pageno=22&y=&m=6&=undefined

 

上記間取りの20畳のLDKの間取りの場合、購入する土地は最低何坪必要かを計算してみます。

間取りの計算(大体)

2畳=1坪=3.3㎡(わかりやすく)

LDK=20畳=10坪=約33㎡

階段=2畳=1坪=3.3㎡

トイレ=1畳=0.5坪=1.65㎡

ホール=2畳=1坪=3.3㎡

玄関=2畳=1坪=3.3㎡

ユニットバス=2畳=1坪=3.3㎡

洗面化粧台=2畳=1坪=3.3㎡

和室(収納込み)=10畳=5坪=16.5㎡

食品庫=3畳=1.5坪=4.95㎡

計=約72.6㎡

1階の延べ床面積は細かい収納部分は抜きとしても約72.6㎡となりました。食品庫などあるのでそれを引いても70弱

和室が収納含めて10畳とかなり広いもののLDK20+1部屋6畳以上を求めるのであれば、最低でも建築面積65㎡は必要になるって事です。

つまり1階の建築面積が65㎡以上建築ができる土地を購入しない限り、1部屋+LDK20畳を求めることはできません。

下記の説明からは65㎡を一つの指標としてお話しします。

 

リビング20畳の家を建てる土地を選ぶ際に知って欲しいポイント3選

ココがおすすめ

☑建ぺい率

☑容積率

☑用途地域によって容積率・建ぺい率が変わる。

1つずつ解説していきます。

 

建ぺい率とは

 

1階LDKの広さを決めるに当たって一番重要なのが建ぺい率になります。

建ぺい率は土地の都市計画法によって数字が変わってきますが、多くの土地は建ぺい率が60%のところが殆どです。

仮に建ぺい率が60%として、上記のプラン、建築面積72㎡を入れるためには72÷60%=120㎡の土地を購入しなければなりません。

リビング20畳で1部屋6畳で65㎡の建築面積の場合、65㎡÷60%=約109㎡(約33坪)以上の土地を購入しなければ、LDK20畳以上+1部屋の家を建てることはできません。

 

ごく希に商業系の土地を購入や、防火地域などの土地を購入すると建ぺい率が80%のところもあります。

建ぺい率80%であれば、81㎡の土地でも建築することが可能ですが、現実問題として車庫スペースがとれませんので、最低でも整形値で109㎡の土地を購入するようにしましょう。

ココに注意

109㎡の土地はあくまでも建ぺい率60%以上(低層地域以外の土地になります。)

第一種低層地域・第二種低層地域だと、建ぺい率40%~50%などの土地があります。日当たりは良い物のLDKを広く建てることはできません。

同じ条件で立てる場合、建ぺい率40%の場合は163㎡・建ぺい率50%の130㎡必要になります。

 

容積率とは

 

容積率とは、敷地面積に対しての延べ床面積(建物のすべての面積)をどこまで建てて良いかを設定するものです。

仮に100㎡の土地に対して、容積率が100%までであれば、その土地に建てられる延べ床面積は100㎡まで。

1階を60㎡建ててしまったら、2階部分は40㎡までしか建てることができません。

1階LDKを広く立てるためには、容積率よりも建ぺい率です。そこまで容積率を気にしなくてもOKです。

 

一種低層地域・二種低層地域以外の土地の多くは最低でも200%あります。その土地の広さの2倍は立てられると思ってもらえればわかりやすいです。

建ぺい率60%で200%の109㎡以上の土地を購入すれば、LDK20畳以上+1部屋6畳程度であればプランが入れられます。

 

用途地域によって容積率・建ぺい率が変わる。

 

殆どの住宅用の土地は、建ぺい率は60%・容積率は200%が一般的ですが、第一種低層地域・第二種低層地域などは建ぺい率や容積率が厳しいです。

第一種低層地域・第二種低層地域は用途地域としては、大きい建物が建てられない住環境の良いエリアに設定されます。

つまり大きい建物を建てさせないための用途地域なので建ぺい率や容積率が厳しいのです。

 

逆に商業系のエリアであれば、住宅よりお店を建てやすくするために容積率・建ぺい率がかなり緩く設定されております。

特に住宅用地でも良く使用される近隣商業地域は建ぺい率が80%の容積率が300%のところが多いので、多少土地が小さくても3階建てにしてしまえばLDK20畳以上の4LDKも可能です。

 

東京都内でリビング20畳の物件を購入するならどんな間取りになる?

 

東京都内でLDK20畳以上で4LDKを求めている方も多いと思います。

しかし東京都内の土地の殆どが20坪以下の土地の3階建てしかありません。建売だったら90%は20坪以下です。

土地面積が少ない場合は、LDKの広さか、水回りの導線どっちを取るかをまず最初に選ぶ必要があります。

土地が20坪程度でリビング20畳以上の3階建てのパターンは2階LDKの水回り無しのパターンだけです。こんな感じ

 

※この間取りは敷地面積21坪と広いのですが、土地面積が狭ければ部屋を小さくし、ビルトイン車庫になります。

2階に水回りを持ってきてしまうと、ユニットバス2畳+洗面化粧台2畳の計4畳分失ってしまいます。

この間取りで2階水回りを採用すると17.5畳になってしまいます。

 

それでも立派な間取りなんですが、LDKを最優先で広くしたいのであれば、2階水回りは諦めましょう。

ただLDKが広くなる分水回りの導線が非常に悪く、1フロアで家事ができないため、洗濯物を持ち上げて1階から2階に干すを繰り返すようになります。

23区で購入するのであれば・・・

 

20畳+水回りは99%あり得ません!

2階お風呂&洗面所のメリット・デメリットと3つの失敗パターンを解説

 

無料でリビング20畳以上の家の間取りと土地をハウスメーカーに一括問い合わせがオススメ

 

上記でリビング20畳以上建てるための土地の選び方をご紹介しましたが、あくまでも私は元住宅営業マン・不動産営業マンです。

私がこの方法が簡単だと思っていても、実際に初めて住宅購入をされる方にはかなり難しいのかなと思います。

 

更に土地を探すにしても、多くの良い土地は建売業者に先に買われてしまいますから、SUUMOやホームズなどの土地情報では、希望する間取りで建築できない可能性が高く、またLDK20畳+1部屋と言ってもいろんなプランがあるため、住宅展示場に行ってもよく分からなかったり、期待通りの間取りが手に入るとは限らないのです。

1つの住宅展示場で検討する最大のデメリットは、最初に提示されたリビング20畳のプランをベースに検討せざるえないということ。

多くの住宅展示場は最初に提示されたプランから若干の変更を行って、建築プランを作っていきます。

 

そのため、大きな変化もなく、本当に良いプランと比較検討ができないことから、住宅購入の失敗・満足度を下げる原因になるかもしれないからです。

そこで元不動産営業マンの私もオススメしたいのが、ハウスメーカーに行く前にハウスメーカーを徹底比較ができるタウンライフ家づくりです。

タウンライフ家づくりは、ダーウィンシステム(株)が運営しているサービスで累計112万が使用しているサービスで、提携600社にのぼるハウスメーカーから無料で気になるハウスメーカーから「間取り・資金計画・土地情報・家づくり計画書」を問い合わせすることができます。

 

希望欄にLDK20畳以上のプランが欲しいと書けばOK。

相手はプロなんで、LDK20畳以上建てられないような土地は紹介しないでしょう。

 

実際タウンライフからLDK18畳~20畳以上欲しいと言っている方が問い合わせした人数の約半分以上(51%)になります。

 

LDK20畳以上の家を建てたいのであれば、LDK20畳の間取りと土地情報を複数社から紹介してもらうだけで、ハウスメーカーの検討及び希望の間取りプランなどが住宅展示場に行く前に分かってしまうと言うのが最大のメリット!

どのハウスメーカーも強みと弱みを必ず持っております。でもすべてのハウスメーカーは強みしか言いません。(あたりまえですが・・)

ハウスメーカーの強み・弱みを事前に比較検討・相見積もりを取る事が、希望する注文住宅を建てる第一歩になります!

まとめ:リビング20帖の間取りを建てるならやっぱり33坪必要。

ココがポイント

☑2階建てで1部屋(6畳以上)+20畳以上のLDKのプランで家を建てる場合は、建ぺい率60%で最低でも109㎡(33坪)以上の整形地の土地を買うのが重要

☑リビング20畳以上のプランで家を建てるのであれば、土地を選ぶ際に「建ぺい率・容積率・用途地域」の3つのポイントが重要。特に建ぺい率が低ければ土地の広さがより必要になるので要注意。

☑リビング20畳以上のプランはいろいろなパターンがある。1つのハウスメーカーだけで検討せずに沢山にプランから検討するのがオススメ!

旗竿地の物件の場合、建ぺい率も変わってくるので要注意です。

一番ベストなのは希望するリビング20畳+1部屋の間取りを決めてから、そのプランが入る土地を探しましょう。

そのためには複数社のハウスメーカーでプランの比較検討がオススメです。

 

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