電柱移設はどこでも可能?電柱移設ができない6つのパターン【まとめ】

電柱移設は新築前の電柱が邪魔!電柱移設を近隣トラブルを避けて行う4つの方法でご紹介したとおり、比較的に簡単に電柱移設を行う事ができますが、電柱移設予定場所によって移設ができない場合があります。

電柱が思っていた場所に移設できると思っても、移設できないって事になったらトラブルになりますよね。

もうね。車庫にしようと思っていた場所に電柱があって移設ができなければ最悪

土地を購入するなら、電柱が希望位置に移設できることを確認してから購入したいはず。

そこで今回は電柱移設ができない6つのパターンについて解説させて頂きます。

元住宅営業マンの大月

電柱移設は移設予定の電柱を動かすのではなく、移設予定地に新しい電柱を入れて、古い電柱を撤去する流れになります。

そのため、新しい電柱を立てるスペース・設計上不可の場合は、電柱移設の調査員に断られると言う流れになります。

電柱移設ができない6つのパターン

隣接地の電柱を敷地内に入れている場合、公道に電柱移設ができない(パターン1)

隣接地の敷地内にも電柱が入っており、購入予定の敷地内の電柱と電線が垂直につながれていた場合、公道に電柱を移設することで、電線が垂直方向ではなくなる上、公道電柱を移設したのにもかかわらず、隣接地に入った電柱に向かっていく電線が敷地内越境することから、移設が難しい・不可と言われている工事になります。

この手の物件は、狭い私道に接する土地に良くあるパターンです。

私道に電柱移設をするというのもこの後にご紹介しますが限りなく不可能に近いので、移設をするとしても敷地内移設程度しかできない物だと思っていた方が良いでしょう。

 

隣接地に電柱がなくても敷地内にある電柱を公道に移設するのはかなり難しい。

 

仮に隣の敷地内にも電柱が入っておらず、公道側に移設をしたいと思っていても、今度は、対面の人の承諾及び・役所管轄の道路課の許可が必要になります。

ここ最近道路課などでは、申請の許可が難しいと言われております。

もし電柱移設ができないのであれば、それを理由に指値(値引き交渉)して見るのも1つの手です。

 

掘削承諾が取れていない私道の場合はNG(パターン2)

 

私道内にある電柱を移設する場合は、私道を掘るための掘削承諾書を私道所有者から取得するのが原則です。

仮に購入者の土地の目の前に新設すると言っても、私道の掘削承諾書がないと工事会社は施工してくれません。

私道の物件を購入する場合は、ライフライン(電気・ガス・水道)などの埋設管を新設するときにも必要になりますから、あわせて電柱移設という文言も入れておけば、電柱移設のために再度掘削承諾書を取得する必要は無いでしょう。

私道の物件は上級者向きの物件です。基本的にはやめておいた方がよいです。

私道トラブルに巻き込まれた私が本気で伝えたい私道の4つのデメリットとは?

 

電柱を1m未満を移設したいというのも技術的にできない。(パターン3)

電柱を1m未満の新設は電力会社の施工会社より、技術的にできないと言われたことがあります。

理由は電柱移設とは、邪魔な電柱を移設するわけではなく、移設したい場所に新しい電柱を立てる事なので、1m以内に障害物(移設したい電柱)があっては工事の邪魔になると理由だそう。

実際電柱新設後にも電線をつなげたり、ケーブルボックスを移設させるので、車1台分ぐらいの作業スペースの(感覚は必要)

 

新設予定地にガス・水道・汚水升など、埋設管が入っている箇所の場合はNG(パターン4)

 

電柱移設予定(新しい電柱新設箇所)の地中に配管が埋まっていた場合は工事ができません。

電柱を立てる際に建てる電柱を地中に埋めなければなりません。埋める長さを調べてみると(知恵袋による電力会社に勤めている人の回答)

電柱を埋める長さの規定

1.全長が15m以下の場合は1/6を根入れとする。
2.全長が15mをこえる場合は2.5m以上とすること。

電柱は12m~15mの物が多いので、最低でも2mは穴を掘って、電柱を埋めなければなりません。

そのため地中2m以内には何も入っていない事が絶対条件になるわけです。

 

もしガス管が地中に埋まっており、電柱移設時にガス管を破損させてしまえば大変な事になりますね。

汚水升などの同じです。水漏れの原因になります。

境界付近に電柱移設を行いたい場合でも、境界付近には隣の人のライフライン管・汚水升・雨水升があったりするので、境界付近に電柱移設ができない場合があるので要注意。(過去に私も一階失敗してる。)

上記のトラブルの現実的解決策としては、敷地内に電柱を入れると言う方法しかないのが現実。

 

隅切り部分・電線の屈折点にある電柱は移設できない。(パターン5)

屈折点になる電柱は原則移設ができません。なぜなら、移設したことで、電線が上空越境してしまう可能性があるから。

代表的なのは、私道にある電柱と私道の隅切り部分にある電柱を結んでいる電線ですね。

残念ながらこの場合は諦めた方が良いです。

 

電柱と電柱との間に40m以上離れると構造計算上不可になる。(パターン6)

電柱と電柱の間には離れて良い限度という物があります。

当然ですが電柱間の距離が長ければ長いほど、電柱にかかる張力が協力になり、電柱倒壊の危険性が増すことから、電柱との間には規定が決められております。

過去に私が電柱移設を行った際に、東京電力の担当に間の限界値を聞いたところ、一番太い特注の電柱を使って(40㎝)40mまでと言うことを教えてもらったことがあります。

ただ、お客の希望位置が45m離れる位置だったので、結局だめだったんですがね・・・

現場の調査員は移設立ち会い時に、必ず電柱間の距離を測ります。難しいと言われたら、電柱を太くしても良いと言う旨を話してみましょう。それで解決する場合もなくもないです。

あまりにも離れている居て、電柱が移設でできなくて困っているという言う場合は、もう1本電柱を立てると言う方法もありますが、移設あわせて費用が40万以上になってしまいますから、最終手段として取っておいた方が良さそうです。

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