ミサワホームのプレハブ住宅購入体験談をいただきました。
プレハブ住宅とは、現場で家を建てるのではなく、コンピューター等で管理された工場であらかじめ家を建てますので、職人の腕に左右されずに家を建てる事ができるのが最大のメリットです。
つまり品質が安定します。
ミサワホームは一般プレハブ住宅協会の11社しかない正会員のうちの1社に属しております。
一部の大手企業のみしか加入していないプレハブ住宅協会の正会員ですから、プレハブ住宅のより多くの技術を得やすい立場であり、プレハブ住宅の品質が他のメーカーよりも高いと言えます。
今回はミサワホームの鉄骨造のプレハブ住宅購入談とプレハブ住宅のたった1つの盲点をご紹介させていただきます。
Contents
購入エリア(都道府県だけで結構です。)ご家族構成・希望条件及び資金計画・住宅ローンの利用について教えてください。
姉夫婦が先に家を購入し住んでいた滋賀県で土地を探しました。
自分の家族3人。私の両親2人。購入資金は両親より援助はありません。
2世帯で上下で完全分離型を希望しており玄関のみ共有で建設しました。
住宅ローン利用しました。月の返済、ボーナス払いは別に加算ありで、だいたいひと月に7万円前後。
以前住んでいた大阪の分譲マンションでは駐車場代だけで1万円程しておりましたので、金額的にはかなりお安い形になりました。
住宅ローンのボーナス払いだけはデメリットでしかありません。
これから住宅購入を行う方は、住宅ローンのボーナス払いは損得どっち?ボーナス併用は無条件で損する3つの理由を参考に、ボーナス払いを選ばないようにしましょう。
ミサワホームと契約した決め手・特徴を教えてください。
ハウスメーカーはミサワホーム。
契約の決め手は担当営業マンの人当たりの良さもありましたが、ミサワホームの工場でほとんど完成させて現場で組み立てる・・という工法が気に入った為です。
これですと、建設途中で雨に降られても雨ざらしになる事がありませんし、職人さんの腕の違いでネジの締め加減が違うと言う事もかなりの確率で防げると思ったからです。
戸建購入をして良かった点とは?ミサワホームの良い点は耐震性。
戸建て購入で良かった点は広さです。
マンションに住んでいた頃は90平米ちょっとでした。戸建てですと部屋も広くなりました。
洗面台やキッチンといった設備もマンションとは違ってしっかりした造りなっている様に思います。
建具1つ1つにおいても造りが違う様に思います。
駐車場代も要らなくなりましたし、お庭も持てました。隣家との距離もマンション当時よりも広くなり気持ちにゆとりが持てる気がします。
子供が小さかった事もあり、音をたてて遊んでも叱らなくて良い事も助かりました。
ハウスメーカーはやはり大きな会社だと言う事もあってか、建設途中の作業員の方々への教育も行き届いている印象を持ちました。
押入れの幅や、中に棚を作って頂いたり細かな注文にも応えて頂きました。
建築後、受け渡し後に床鳴りの不具合がありましたが、すぐに直して頂けました。
ミサワホームの軽量鉄骨住宅ですので、地震の時の安心感も違います。
隣家もミサワホームでしたが、建設の際、近くの他メーカーの住宅建設の作業の方々が見学に集まって来ていたのを覚えています。
ミサワホームの一般的な鉄骨造でも耐震性が強いと言われておりますが、更に耐震性をUPさせるのであればMGEO(エムジオ)を付けるべきでしょう。
戸建住宅購入時の思わぬ失敗点・後悔したポイントを教えてください。
大きな失敗点は特に思いつきませんが、お庭の広さが今の広さがギリギリだったという事でしょうか。
今以上に広い庭を確保していた場合、きっと夏の草抜きにとても苦労したと思われます。
お庭ははじ広ければ広い方が良いとマンション住まいの頃は考えておりましたが、実際お庭を持って、自分で管理する事になると、雑草に悩まされます。
お庭に関してはあまり勉強もせずメーカーに任せて作って頂きましたが、もう少し考えて作れば良かったかもしれません。
お庭で使う水栓の位置もメーカーさんの言う通り、いわゆる一般的な位置、あまり目につかない位置で作りましたが、実際は別に目についても構わないモノですので、もう少しお庭の中で作れば良かったかもしれません。
見栄えよりも実用性でした。
隣家との境、ここも雑草が生えますので、このスペースくらいは雑草が生えにくいシートか何かを敷いて貰えば良かったと思っております。
土を入れる前でしたらシートも敷きやすかった事でしょうし。流行りのDIYで出来ない事はありませんが、何から何までと言うのはやはり大変かもしれません。
業者の方にやって頂く事、あとから自分でやってみる事をもう少し細かく勉強しておけば良かったと思っております。
庭にウッドデッキを取り付けていた場合、ウッドデッキの床下から雑草が生えてしまい、処理する際に失敗してしまうことがあります。
ウッドデッキを検討している人はウッドデッキは実はいらなかった?ウッドデッキで失敗したポラスの建売購入体験談をご覧ください。
これから戸建を購入する方へアドバイスをお願いいたします。
これから購入される方への助言としましては、自分で出来る事と業者の方へお任せする事を細かく勉強しておくということです。
我が家の場合ですと、玄関先、駐車場周り、レンガ敷きと、壁面もレンガで仕上げておりますがこれらは全てDIYです。
駐車場のデザインがメーカーさんの提案では納得いかず、最低限の工事で受け渡して頂きました。
駐車場の床部分コンクリートは自分で業者を個人で頼んでます。
玄関周りや駐車場付近はこれから先もずぅ~っと目につく部分です。
メーカーさんの提案で納得いかなかった場合は断る勇気をもちましょう。
駐車場が完成してなくても住む事はできますから。ゆっくり考えて我が家の顔の部分を仕上げても問題はありません。
ミサワホームの鉄骨プレハブの3つのメリット
コンピューターやロボットを使用した工場で作ることで、家の品質が一定
従来のように現場で職人が家を作る場合、職人の腕が良ければ非常に高品質な家ができるものの、若い職人さんだったり腕の悪い職人が作る家だとどうしても不具合が生じたりして家の品質が一定に保てないという問題がありました。
さらにここ最近の職人不足によって、経験がほとんどない職人さんでも1人で作業させてしまう事から、不具合が多くなってきている現実があります。
プレハブ住宅のメリットは、コンピューターやロボットを使用した工場で、マニュアル通り1つ1つ住宅を作っているので、商品の品質にバラつきがありません。
一生に一度の買い物で、外れの職人が作った家で、家が傾いた・・・って話になったら悲しい気持ちになりますよね。
ミサワホームではそんなことが無いように、工場で家を組み立てする一般財団法人のプレハブ建築協会に加盟し、プレハブ住宅を作っております。
ジョブチューンの欠陥住宅Gメンから学ぶ欠陥住宅の5つの特徴と対応策
室内で家を作ることで、材木が雨水に濡れることがない。
木造住宅・鉄骨住宅ともに雨水は大敵です。
現場で作り上げてしまうと、どうしても現場に雨が降ってしまうと材木が濡れてしまいます。
在来工法だったら土台ができれば1日で上棟し、屋根をつけることができるのでそこまで甚大な被害にはなりませんが、
2×4(ツーバイフォー)や2×6(モノコック構造)などの1階から組み立てていく家の場合はもろ雨に濡れてしまいます。
→地震に強いツーバイフォーが日本で流行らないデメリット5選と理由
鉄骨住宅だって木造同様に雨に弱いです。
これでは雨水によって木材・鉄骨の劣化が進んでしまいます。
プレハブ住宅は、工場室内で作るため雨に濡れる心配もなく、雨だからといって工期が遅れることもありません。
工期の大幅な短縮ができる。近隣住民への配慮に期待ができる。
意外と盲点なのがこの問題。
職人さんなどが朝から一生懸命家を作ろうとすると、トンカチなどの騒音問題で近隣住民にどうしても迷惑をかけてしまいます。
私も建売業者だった時は、この手のクレーム問題で、職人さんの代わりに謝りに行ってました。
建売住宅だった場合は、業者のせいにできるからいいのですが、注文住宅の場合は、施主が購入者の為、近隣クレームがあなたの元に言ってしまいます。
対応を間違えれば、購入後にかかわる近隣住民との付き合い方も悪くなってしまいますので、できればクレームを避けたいところです。
プレハブ住宅であれば、すでに工場であらかた完成されたものを現場で組み立てるだけですから、
現場で工事するよりも早く工事が終了します。
その結果、近隣住民からクレームをもらう可能性もグーっと減りますから、これもプレハブ住宅のメリットの1つだといえます。
当然工期が速くなることで、つなぎ融資の借入期間も短くなり、資金的なメリットもあることを忘れてはいけませんよ。
プレハブ住宅の意外な盲点!管理のミスによっては欠陥住宅にもなり得る。
この購入体験談でも挙げておりましたが、プレハブ住宅って聞くとコンピューターで全て管理されており、ネジ一本もミスが一切ないって思う人も居ると思うんです。
基本的にはそうでしょう。それがプレハブ住宅にとっての最大のメリットなんですから・・・・
ですが、プレハブ住宅の品質をコンピューターで管理しているとは言え、そのコンピューター・設計を管理するのは人間です。
プレハブ住宅にも欠陥住宅があるんです。
具体的なプレハブ住宅のミスは、ミサワホームが平成25年に「石膏ボード」が入っていないという不祥事を起こしております。(コチラからみれます。)
石膏ボードって・・建売でもがっちり入っているぞと。
内容をみると管理会社が中国ってみたので・・ああって思いました(笑)
正直、形ある物・人間が作る物なので100%ミスがないとは言えません。
むしろ経年劣化によっては不具合がどんどん出てくるでしょう。
大切なのはプレハブ住宅=欠陥住宅な訳がない!と慢心せずに、アフターサービスの流れ・費用負担について事前に確認しておくのがベストでしょう。
→積水ハウスのアフターサービスが評判いいのは本当?プレハブ住宅購入体験談
プレハブ住宅の歴史は長く1960年台からと言われております。プレハブ住宅の代名詞と言えば「大和ハウス」「積水ハウス」「ミサワホーム」の3社。
プレハブ住宅は、品質が安定する・工程が短くなる・コストカットも出来るので、職人不足の日本にとって、今後プレハブ住宅もどんどん増えてくるでしょう。
注文住宅の失敗者がなぜ後を絶えない?失敗者と成功者の家探しの行動の差とは
すべてのハウスメーカーの広告・住宅展示場で良いことばかり謳っているの、こんなはずじゃ無かった!と失敗者が後を絶ちません。
注文住宅を建てる人の全てが家造りで成功したいはず。
注文住宅で成功するためには、住宅展示場に行く前のあるたった1つの行動が重要になってきます。