新潟のハウスメーカー【カヤノ】で購入しましたが、デザインを拘りすぎて窓の配置に大失敗してしまった購入体験談です。
カヤノは大正10年に林業として創業し、現在では林業のノウハウを生かし、モノコック構造・スキップフロア+下部空間の納戸の施工が得意な会社であり、気密性は【すっぽり断熱】という家全体を断熱材で覆う外断熱により、気密性が非常に高い【木の温もりを感じる家】として評判があります。
しかし、窓の配置を失敗した結果、気密性の高さがアダとなり健康上にも不具合が生じるようになっておりました。
今回はこの失敗談から窓の配置で気をつけるべき3つのポイントを元住宅営業マンの大月が解説させていただきます。
カヤノの評判・工法をHPから調べましたが、工法などの特徴のそれなりの説明はなく、クロアッサンの事ばかり書いてあるHPで正直当てにならないです。
新潟エリアでカヤノ家を建てたいなと悩んでいる方は、是非この体験談をご覧ください。
カヤノの対応の参考になると思います。
Contents
購入エリア(都道府県だけで結構です。)ご家族構成・希望条件及び資金計画・住宅ローンの利用について教えてください。
戸建の購入エリアは新潟県です。
家族は私、妻、長女、長男の4人家族です。長女が3歳、長男が1歳の時に、それまで住んでいたアパートの部屋が手狭になったため、注文住宅による戸建を購入しました。
当初は頭金なしが希望でしたが、それでは銀行による住宅ローン融資を受けられなかったため、300万円を頭金とし、2700万円を35年で返済するプランを計画しました。
住宅ローンは地元の最大手銀行と契約しており、今現在も利用しています。
カヤノと契約した決め手・特徴を教えてください。
株式会社カヤノ。
もともと木材店として創業されたハウスメーカーですが、地元では丁寧な仕事ぶりで有名で、注文住宅を専門としています。
私が戸建購入をする半年ほど前に、妻の友人がこのハウスメーカーで家を建て、家の中を隅々見学させてくれました。
できあがった家の仕様・設備のすばらしさもさることながら、打合せの正確さ、細かさなども教えてもらい、大変気に入ったので契約しました。
木の温もりを感じる家を建てるのであれば、非常にお薦めでしょう。
全国規模で木の温もりを感じる家を建てたいのであれば下記のハウスメーカーがお薦めでしょう。
参照:住友林業は高い?購入体験談から学ぶ予算オーバ-しない住友林業への問い合わせ方法
戸建購入をして良かった点とは?カヤノの良い点も教えてください。
注文住宅を専門としているハウスメーカーであり、施主である私と妻のリクエストをとにかく細かく聞いていただいたところがよかったです。
そのため、初回の打ち合わせから約半年以上にわたり、毎週末1時間から2時間ほどの打ち合わせを行ないました。
当時、子どもたちがまだ小さかったのですが、打ち合わせ中、他のスタッフの方々が子供たちと遊んでくれ、打ち合わせに集中できたところも嬉しかったです。
雨どいやサッシなどの色もこちらのリクエストに応えていただき、「自分たちだけの家」ということを最初から最後まで意識できたことが本当に良かったと思います。
また、一通りの打ち合わせが終わり、これから着工というところで、現場作業を行なう大工の棟梁さん、設備のメーカーさんなど20名程と顔合わせができたことがありがたく、安心して仕事をお願いすることができました。
建築中、現場へ行き、私と妻から差し入れもしたのですが、みなさん笑顔で迎えてくれ、とてもあたたかかったです。
何人もの人たちが関わっている家なので、戸建購入してよかったと思います。
戸建住宅購入時の思わぬ失敗点・間取りの失敗点を教えてください。
私たちの最大の失敗点は、窓の配置です。
我が家は間取りにもこだわりましたが、外観上のデザインもできるだけシャープになるようこだわりました。
そのため、必要以上に窓を配置せず、配置したとしてもはめごろしを多用し見た目を重視しました。
なので、完成した家は私と妻の理想とするデザインで、その点は非常に気に入っているのですが、住んでみて失敗したと感じた点もあったのです。
それははめごろし窓を多用し、デザイン性を重視するあまり、対極に窓を配置したりはしなかったことで、風通しが悪くなってしまったのでした。
住み始め当初は高気密・高断熱ということも加わって、家中が乾燥してしまい、2年間ほどはよく家族中が風邪をひいていました。
また、部屋を風が抜けてくれないので、隅に埃がたまってしまい、私も子どもたちもよく鼻水が出るようになってしまいました。
注文住宅ということで、基本的に施主のリクエストに応えるというのがハウスメーカーのスタンスだとは思いますが、プロである以上、施主のリクエスト通りに建築するとこんな問題が生じるということもわかっていたと思うので、このあたりはむしろもっとアドバイスをいただいていたらと思いました。
こうした点が戸建購入の後悔したポイントです。
これが注文住宅の難しいところなんです。
建築知識のない人・住宅を販売したことがない一般の人が、最初から生活動線を考えて間取りを1から設計するのは無理な話なんですね。
そして、強い拘りがあると営業マンの下手に提案をすると仕事が増えてしまうので、人によってはアドバイスしない方も経験上いらっしゃいます。
これから戸建を購入する方へアドバイスをお願いいたします。
戸建購入をしようと決めた時は、今後の返済等の不安ももちろんあるかとは思いますが、それよりワクワク感が勝るものです。
そして、見積もり額も大きくなるため、仕様・設備等の数万円が小さくも感じてしまいます。
こうした際、細部はいい加減に考えてしまいがちですが、住んだ後で後悔してしまってはとても残念です。
そのため、ハウスメーカーとの打ち合わせは細かなところもきちんと納得できるまで話し合いを行ない、実際に住んだらどのように感じるかをできるだけイメージするようにした方が失敗はなくなると思います。
ぜひ、理想のマイホームを建ててください。
新築の間取りで窓の配置を失敗しない為の最低限知っておきたい3つの対策
1つの部屋に最低でも開閉が出来る窓を2つ付ける事(FIXはNG)
この体験談で挙げておりましたが、1つの部屋に窓を1つしかつけないと風の通り道がないって事です。
つまり空気の入れ換えが出来ず、乾燥しやすいって事。
風は基本的に南北から流れていきます。
南側に近い窓から風を部屋から取り込み、もう一方の対面の窓から元々部屋にあった空気を外に出すことで空気の入れ換えが容易に出来るのです。
しかし、窓を1つしか取り付けていない部屋があると、空気の入れ換えが出来ず乾燥してしまったり、ホコリが溜まりやすいなどのデメリットが生じてきてしまうのです。
よって注文住宅を建てる間取りは「1つの部屋(空間に)に窓は最低でも2つ以上」というのは守ってください。(デザインも大事ですが、一番は住環境です。)
ココに注意
※お風呂と脱衣所は1セットでOK。(脱衣所の小窓とお風呂の窓)
※トイレは換気扇があるので、窓は1つでOKです。
当然ですが、窓の開閉が出来ないはめ殺し窓(FIX)は含めませんよ。
縦滑り窓・引き違い窓のロックの高さは床から160㎝までにする。(それ以上高いと奥さんが開けられない)
窓のロックが高すぎて開けられない窓って聞くとあり得ないって思うかもしれませんが、建売住宅を始め多くの注文住宅でもあるんですよ。
床から170㎝辺りに窓のロックがある縦滑り窓があったりするのですが、いつも家にいる奥様(平均150㎝後半)ぐらいの人が170㎝のロックの窓を開けられるのでしょうか?
背伸びすれば開けられるかもしれませんが、背伸びすることでバランスを崩し、場合によっては怪我をしてしまう事だってあります。
それ以前に、背伸びしてまで窓を開けるのが面倒くさくなりますから、開かずの窓になりかねません。
女性の背を考えて最低でも引き違い・縦滑りの窓のロックは床から160㎝までにすべきです。
なぜ、こんな当たり前の事が出来ずに、床から2mのところに引き違い窓が付いていたりするのでしょうか?
理由はいくつかありますが、代表的な理由は、設計が手書きではなくパソコンのソフトCAD(3DCAD)で行う為、クリック一つで簡単に窓を取り付けることが可能になりました。
そのため、設計士によって床から2mの高すぎる窓なのにFIX窓にせずに、引き違い窓にしているので、誰も開けられず使えない窓が付いている事が多いのです。(経験済み+クレーム対応済み)
引き違い窓はFIX窓よりも高いので、注文住宅の場合はそれだけで1万~2万程度損してしまいます。
床から180㎝以上の高さに窓を取り付けるのであればFIXを使おう
上記で引き違い窓・縦滑りのロックは床から160㎝のところまでに取り付けるべきとお伝えしましたが、床から180㎝以上から窓を取り付ける場合は引き違い窓を取り付けても窓が開けられませんから、FIX(はめ殺し)を利用しましょう。
具体的な場所は、階段・寝室などです。
例えば階段であれば、空気の入れ換えをする必要がありませんから、わざわざ窓の単価が高い引き違い窓を利用する必要はありません。FIXまどを取り付けることをお薦めします。
また階段の床から高いところに、背伸びしないと届かない引き違い窓を取り付けてしまうと、足を踏み外して階段から転倒する危険性があります。
窓を開けようとして転倒する危険性を防止をするためにFIX窓をお薦めしているのです。
寝室のダブルベットを置く場合、枕元辺りに引き違い窓があると隙間風などで地味に寒いです。
寒さで起きてしまったら目覚めは最悪ですよね?
もし、寝室の明かり取りとして窓を取り付けるのであれば、ベットを置く頭上(180㎝以上)に小さいFIX窓を取り付けるのはどうでしょうか?
明かり取りも出来る上、隙間風が入ってくる心配もありませんから、快眠出来ること間違えありません。
注文住宅購入者の多くの人が間取りで失敗してしまうたった1つの理由
新築の間取りで窓の配置を失敗しない為の最低限知っておきたい3つの事をお伝えしてきましたが、これは窓による最低限度の知識にしが過ぎません。
これにプラスして日当たりよい間取り・風通しが良い間取り・水回りの導線の確保・収納スペースの確保など・・・・
間取りに関しては沢山検討しないとが山積みです。しかも全て重要な事で、失敗して後悔しているランキング上位に該当する内容です。
みんな知っていたのに、上記の体験談で既に失敗しますし、この体験談だけでなく沢山の失敗談をこのブログに掲載しているほど失敗しています。
なぜ知っていることなのに間取りの失敗者が続出してしまうのでしょうか?
実は答えは簡単でして・・・・・
「ハウスメーカーが最初に提示したプランだけをベースに間取り変更しているから」
これが答えです。
ハウスメーカーは最初にあなたの希望条件だけを聞いて、ラフ図を作成します。
設計図が出来上がると、そのプラン・提案内容をベースにして変更点(収納追加・部屋を狭くするor広くする・設備追加)など行うのが一般的です。
これは決して悪いことではありません。むしろ普通です。
ですが、書いた間取りがベースになるので、大きく変更して欲しい・違った提案って言うのは出来ないわけです。
※1からプランを設計するのは1回だけです。(複数回やると設計料がかかる)
悪く言えば「設計図を書いた設計士があなたの希望する条件の受け取り方によって、本人と希望する内容にずれが生じやすい」って事。
そして、知識が無く、判断する基準も無いので、住宅営業マン・設計士の言っているメリットが全て正しいと思いがちになってしまうからです。
選ぶ側から見ても情報量が多すぎる上に、メリットだけを開示してるので、間取りを設計する上で必要な短所が分かりづらいと言うのが問題なのです。
わざわざ「○○ハウス」の方が設計力があるとは言いません。自社のメリットだけを開示するにきまっております。
そのことを忘れてはいけません。
つまり依頼する1社で建物の打ち合わせをしていると、ハウスメーカーが最初に提示された建物プランを調整して希望条件にする合わせをするのですが、それでは最初に提示された建物プランありきで検討することになります。
どれも似たような間取りから、素人が間取りを変更しているだけに過ぎませんから、それは失敗する確率が高くなりますよ。
それであればプロが水回り・近隣住民の窓の配置を考えて企画した建売を購入した方が間取りにおいては失敗しません。
せっかく注文住宅を建てるのであれば、複数のハウスメーカーからあなたの希望条件に該当する間取り・提案力を相見積もりすることを強くお薦めします。
勿論ハウスメーカーの間取りの相見積もりは、住宅展示場を回って資料を集めてくる訳ではありません。それでは時間と手間がかかりすぎます
お薦めなのは、たった3分で全国600社の中の複数のハウスメーカーから間取りプランを無料で問合せできるがタウンライフ家造りによる間取りプラン一括です。
このサービスのすごいところは、大手ハウスメーカー中には、誰もが聞いたことがあるダイワハウスや三井ホームなどの大手ハウスメーカー28社だけではなく、
地元企業の工務店・ハウスメーカーを入れて600社の中から購入したいエリアと予算をたったの3分で希望エリア・間取り・予算を登録するだけで、各社の間取りプランだけでなく、資金計画・家造り計画書を無料で届けてくれると言うところにあります。
家づくり計画書が届いたら、その各会社のオリジナル計画書から気になるハウスメーカーに問い合わせをすればOK。
各社から貰える家づくり計画書の中には、建物のプラン図やあなたの為の資金計画書を頂くことができます。
ここでポイントなのは、複数社の建物の間取りや設備を比較検討することができるってことです。
1社で建物の打ち合わせをしていると、ハウスメーカーが最初に提示された建物プランを調整して希望条件にする合わせをするのですが、それでは最初に提示された建物プランありきで検討することになります。
これでは理想の注文住宅の視野が狭くなってしまいます。
視野が狭くならないためには、複数社のプランや資金計画を比較検討し、その中で気に入ったプランのハウスメーカーと建物の打ち合わせをするのがベストなのです。
タウンライフ家造りも1つだけデメリットはあります。
それは問合せができるハウスメーカー600社もありますが、SUUMO・ホームズに比べて問合せ先が少ないって事。しかし、その代わりカタログだけではなく、資金計画の資料を貰えるのもタウンライフ家造りだけです。
プランだけでは意味がありません。良いなって思っても予算オーバーのハウスメーカーだったら意味ありませんよね?
たった3分で入手できる複数社の間取りプラン・資金計画を参考に、あなたの理想の建物プランで家を建ててください。
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最後にタウンライフ家づくりを利用する前のよくある質問Q&Aをご紹介させて頂きます。
- タウンライフ家づくりを利用すると契約しないといけないのでしょうか?
- あくまでもタウンライフ家づくりは、ハウスメーカーの一括資料請求サイトに過ぎません。手元に届いた資料の中で気になるハウスメーカーが無ければ契約どころか、住宅展示場に行く必要もございません。
- 問い合わせに手間や時間がかかるんでは無いのか?
- 入力はたった3分程度でできます。
具体的に言えば、予算・所有している土地(購入前であれば希望の土地条件)・間取りの希望条件(4LDK以上!和室とリビングを繋げて欲しいなど・・)を記入しハウスメーカー選ぶだけです。
土地を所有している場合は、間口・字型・土地面積を具体的に書くことで、頂ける間取り図の正確さも増してきます。
- 本当にタダで物件情報をくれるの?本当はお金が掛かるんじゃ・・・
- 本当に無料なのでご安心ください。厳密に言えばハウスメーカーが広告費として負担しております。
1点が注意点として、無料のサービスなので、本人確認が取れなかったり、条件をいい加減に書いたりすると、イタズラと見なされてしまいがカタログ届かない場合もあります。
- 土地情報も貰えるって本当?
- タウンライフではタウンライフ家づくり以外にも不動産会社300社と提携しております。
毎日ように土地の査定依頼・販売依頼を受けている会社様を厳選した提携先なので、場合によっては未公開物件を紹介して貰えることも!
- 正直こういうところを利用するとしつこいんじゃ・・
- 私自身2度利用したことがありますが、本人確認の上、希望連絡をmailにして貰ったところ電話による連絡は無くなりました。
むしろ、ほかの見積もりサイトで利用した不動産屋からの電話が今のところたくさん来ております。
もし、タウンライフ家づくり経由のハウスメーカーがしつこかった場合は、タウンライフの担当者に伝えれば、あなたの代わりに連絡停止を伝えてくれます。
ただ本当に良い情報の場合は、mailの返信する前に決まってしまいますから、電話による連絡もあるかもしれません。
そのときは良い土地情報をくれる人だと思ってお付き合いした方が良いでしょう。
相手はプロですから、短所を上手く長所に変える営業トークも複数持っております。
ただそうは言っても、何千万円もする買い物なので、家族仲良く住む家をの間取りは拘りたいし、まして失敗だけはしたくない。
ならば、たった3分の入力でハウスメーカーのカタログだけじゃ無い、間取り図・資金計画を無料で貰えるタウンライフ家づくりを利用して、住宅展示場に行く前に知識武装をすることがハウスメーカー選び・間取りの失敗を避ける唯一の方法なのです。
1からプランを設計するのは1回だけです。
悪く言えば、設計図を書いた設計士があなたの希望する条件の受け取り方によって、本人と希望する内容にずれが生じやすく、こんなはずじゃなかったって思うのです。
当然です。ないものを1から作り上げていくんですから、最初から見える建売を買うのとは訳が違います。
だからこそ、間取りプランの比較検討が必要なのです。
注文住宅の失敗者がなぜ後を絶えない?失敗者と成功者の家探しの行動の差とは
すべてのハウスメーカーの広告・住宅展示場で良いことばかり謳っているの、こんなはずじゃ無かった!と失敗者が後を絶ちません。
注文住宅を建てる人の全てが家造りで成功したいはず。
注文住宅で成功するためには、住宅展示場に行く前のあるたった1つの行動が重要になってきます。