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【増加中】ジョブチューンのGメンから学ぶ欠陥住宅の特徴5選と対処法

投稿日:2018年5月22日 更新日:

たまたまテレビをつけたらジョブチューンの建売住宅の欠陥を欠陥住宅Gメンが指摘していたけど、元住宅営業マンでもわかるレベルの欠陥住宅でしたねあれは・・・・・

 

基礎パッキンがないとか、職人は素人か!というレベルですよ。

 

またハウスメーカーも認め用途しなかったのですが、不思議でしょうがありません。

あんな施工はどうやったて言い訳できないので、さっさと認めたほうが良かったんですよね。

基礎パッキン以外にも欠陥住宅を見分ける方法がとても勉強になったので、学んだことをシェアしながら、欠陥住宅の5つの特徴と対策方法をご紹介させて頂きます。

 

ジョブチューンの欠陥住宅Gメンから学ぶ欠陥住宅の5つの特徴と対応策

ココがポイント

☑屋根からの雨漏り

☑家が傾いていませんか?

☑基礎の中がカビだらけ及びシロアリが沸いている。

☑外壁がいきなりヒビだらけになる。

☑断熱材が入っていなかった

1つずつ解説していきます。

 

欠陥住宅の特徴1:屋根からの雨漏り

出典:http://www.yaneyasan.net/category/1306101.html

 

欠陥住宅の代名詞と言われている雨漏りですが、屋根からの雨漏りは以下の原因で起きております。

雨樋の設置が適切にされてなかった
スレート屋根の棟板金の釘打ちがしっかり行われていなかった
ルーフィングと呼ばれる防水シートの設置が不十分だった

出典:https://www.amamori-a.com/construction/

屋根からの雨漏りの多くは、スレート屋根の棟板金の釘の打ち付けが甘いと、屋根と棟板金の隙間から雨水がしみこみ雨漏りの原因になってしまいます。

 

実際には屋根の棟板金の間から雨水が侵入しても防水シートがあるので、よっぽどの雨が降らない限り雨水を防いでくれる働きがありますが、物には限度があります。

防水シートの許容範囲以上の雨水が侵入してしまえば、点検口に雨水のシミが付いてしまうのも時間の問題です。

また自然災害によって、屋根が変形してしまう場合も考えられますので、すべて欠陥住宅に該当するわけではありません。

ただ多くの雨漏りの場合はスレート屋根の棟板金の釘打ちが甘いのが1番多い原因になります。

 

雨漏りが起きた時どうすればいいの?対処法

 

実際雨漏りが起きた場合は、焦らずに購入した建売業者やハウスメーカーに連絡するところから始めましょう。

新築物件を販売するハウスメーカーは、品確法という法律があり、雨漏りの場合は10年間保証をする必要があります。

 

すぐにでも連絡して補修をしてもらうようにしましょう。

ハウスメーカーが倒産しても大丈夫です。

購入してから10年間の間は住宅瑕疵担保保険という保険から保険金がもらえますので、その保険金を用いて、補修業者に依頼する形になります。

但し、業者の施工ミスで起きた雨漏りではないと判断されてしまった場合、本来保証によって無償で補修してもらえるのに対して、補修が有償になったりします。

 

業者の施工ミスではないと判断される一つもポイントとしては、追加工事などで屋根に穴をあけた場合は、その穴のせいで雨水が侵入したと考えられる恐れがあります。

屋根に穴をあける工事といえば・・・・太陽光パネルを取り付けるときです。

太陽光パネルの施工によって業者の保証対象外になる恐れもありますので、太陽光パネルをつける際は、購入したハウスメーカーの保証の確認・施工業者のアフターサービス基準を必ずチェックするようにしましょう。

 

実は雨漏りの9割以上は屋根からではなく外壁・窓から起こるほうが多い

 

実は雨漏りは屋根から起こるものだと一般の消費者の方は思われがちですが、屋根からの雨漏りの割合はたったの1割しかありません。

屋根から雨漏りするためには棟板金と屋根の間を通り抜けても防水シートがある為、今の建物は屋根から雨漏りしずらいのです。

実は外壁や窓枠からの雨漏りが9割を占めております。当然上記の品確法に該当しますので、10年間は保証対象内です。

外壁や窓枠部分からの雨漏りが多い住宅の特徴といえば、デザイナーズ住宅がほとんどです。

建売住宅におしゃれを求めるべき?デザイナーズ住宅に潜む4つのデメリット

 

欠陥住宅の特徴2:家が傾いていませんか?

 

家が傾いているとかあってはいけないことですが、現実として傾いている家もあります。

家が傾く原因は基礎の一部に重心が傾く場合と、不動沈下の2パターンです。

基礎の一部に重心が傾くパターンとは、基礎に不具合や、建物の老朽化による基礎の劣化によって一部の基礎が脆くなると建物の土圧が脆くなった基礎に重心が集中し建物が傾きます。

不動沈下のパターンでは、家を建てた土地が元々畑や沼を宅地造成した軟弱地盤だったり、地震などによって土地が揺さぶられてしまうと、家の重みで沈んでしまう事を言います。

このパターンは建物自体には問題はないものの、施工した土地に問題があったため傾いたパターンになります。

家の傾きに対しての許容範囲は、新築戸建ての場合3/1000、中古住宅の場合は6/1000と言われており、それ以上傾いている場合は、売主の補修対象になるということになります。

http://home.fudousankenkyuujo.co.jp/wp-content/uploads/2013/10/sheet8.pdf

 

更に新築戸建ての場合、不動沈下による保険に入っております。

盤の不動沈下による傾きについては、1/1000以上傾いていた場合は、最大で5,000万円分の保険金が施工会社に入り、その保険金を使って新築戸建ての傾きを直します。

家が傾くと、体調が悪くなるともいわれておりますので、少しでも違和感を感じたら検査してもらうようにしましょう。

購入した建物の地盤調査会社に依頼するのが効果的です。

 

欠陥住宅の特徴3:基礎の中がカビだらけ及びシロアリが沸いている。

欠陥住宅の中で多いのは、基礎の中がカビだられだったり、シロアリが沸いているケースです。

ジョブチューンでやっていたのが、基礎の中がカビだらけになっているケースですね。

理由は基礎と土台の間に基礎の換気口として基礎パッキンという素材を入れることで、基礎の中に空気の流れを作って湿気を逃がすのです。

しかし、ジョブチューンの家は基礎パッキンが無いので、モルタルで塗りつぶしただけのふざけた家でした。

 

そのため、湿気が大好きなシロアリは沸くし、基礎にもカビが生じます。

いやーーあの業者の営業マンはかなりヤバいですよ。

住宅営業マン自体の知識が全く無いんでしょうね。

基礎パッキンが無い時点で欠陥住宅ですよ。

 

基礎の中がカビだらけになっていたらどうしたらいいの?対処法

 

ジョブチューンの家の場合は、即モルタルを外して、換気口を応急措置として設けることで、空気の換気口を作ることが重要です。

カビについては基礎のカビ取り剤を使ってカビをとる必要はあるでしょう。

基礎の床下の不具合でカビよりも怖いのが、シロアリが沸いていることです。

シロアリは土台の木材は防蟻処理という薬剤添付をしているので、薬の効果が切れる5年程度であればシロアリの被害を最小限に抑えられますが、問題はそのあとです。

 

シロアリが土台の木材を好物にして食べてしまうので、シロアリを掘っておくと家自体の構造に不具合が生じてきます。

もしシロアリが沸いていた場合は、シロアリ専門業者に依頼してシロアリ駆除及び、土台、柱に再度防蟻処理(薬の添付)をしてもらう必要があります。

シロアリの駆除の平均金額は㎡単価1500円程度の為、建坪33坪程度の2階建ての家であれば、1階の面積が55㎡程度になりますので、約8万程度でシロアリ対策ができます。

ココに注意

シロアリの基礎への不具合については、10年保証だと思われがちですが、シロアリの不具合は防蟻処理の経年劣化とみなされるため、多くの新築建売業者では2年保証~5年保障のところが多いです。

築5年たったらシロアリ駆除対策も考えたほうが良いでしょう。

 

欠陥住宅の特徴4:外壁がいきなりヒビだらけになる。ヘアークラックだったら大丈夫。

 

外壁のヒビには2種類あり、下地にひびが入っていないヘアークラックと、クラックの2種類あります。

ヘアークラックは髪の毛1本分の3mm未満のヒビのことを指し、外壁材にはヒビが入っているのですが、下地にはダメージがない状態です。

吹付タイル張りなどの外壁の場合、施工時には水分が抜けきっていない外壁材を塗り、完成から2年程度までゆっくりと乾燥させていきます。

その結果、乾燥による外壁材にヘアークラックが生じやすいのです。

 

ヘアークラックについて保証対象外になっている会社がほとんどです。

ヘアークラックが生じた場合は購入した売主に外壁材の品番を聞いてから手塗りで直す形になります。

地にヒビが入っているわけではないので、緊急性を要するものではありません。問題は次です

 

クラックが7mm以上の場合は危険!ヒビ割れ部分から雨水は入ってくる可能性があるので、すぐに対策を!!

外壁のひび割れ部分が3mmを大きく超える7mm以上のヒビがあった場合は要注意です。

3mm以上のひび割れの事をクラックと言いますが、7mm以上あるクラックの場合は下地にもヒビが入っている可能性が高い為、防水上の面でも心配されます。

実際には外壁材の内側に、さらにもう一枚防水シートを張っている会社がほとんど

クラックが起こる原因は3つです。

原因3選

☑乾燥によるクラック➨外壁材の乾燥によりヒビが入った瞬間、下地にもヒビが入ってしまうケース。

☑縁切れによるクラック➨壁一面の施工は一気に行うのが一般的です。しかし外仕事の為、施行中に雨などが降ってしまい一時中断した後に施工すると、古い層と新しい層の間の亀裂が生じてしまうケース。

家の傾きによるクラック➨家の傾き(基礎の劣化による傾き・不動沈下による傾き)によって起こるクラック

家の傾きと外壁のクラックとは、実は大きく関係してきております。

最近原因不明な体調不良が続き、更に家の外壁が7mm以上のクラックを起こしている場合は、家の傾きを疑った方が良いかもしれません

購入した施工会社及び、地盤調査会社に電話して、傾き検査を行ってもらうようにしましょう。数万程度で検査することができます。

 

ヒビは縦向き?それとも横向き?横向きだったら注意。

 

日々の割れ方が縦方向であれば、雨が降ったときにヒビから雨水が侵入しずらいのですが、ひび割れが横方向であれば雨水が入りやすくなるので要注意です。

縦方向のクラックは、まだ雨水が内部に入り込みにくいですが、横方向は雨が入りやすいので注意が必要です。

横方向のクラックが出ている場合は、雨漏りしていないか業者に確認してもらうことをオススメします。

出典:外壁塗装110番

 

欠陥住宅の特徴5:断熱材が入っていなかった

 

建売住宅によく多いのですが、断熱材が入っていないケースがあります。

私が仲介営業マン時代の話ですが、ある建売住宅の中には1階の床下には断熱材を入れていないという会社があると聞いたことがあります。

断熱材を確認する図面があるかという質問ですが、建売住宅の断熱材を確認する図面は「矩計図(かなばかりず)」という書類で確認することができます。

矩計図(かなばかり、くけい)とは、建物を切断して基礎から軒先までの納まりや寸法等を細かく記入した断面の詳細版。

主要な外壁部分の各部分の高さ関係や材料などが示されており、仕上げ材や断熱材、その他各部材の納まり、防水方法、屋根裏換気の考え方がわかるため、建物の品質を明確に示している。

出典:Wikipedia

 

矩計図があれば、防水加工及び断熱材・外壁材などが細かく載っている為、断熱材の有無を一発で確認することができます。

しかし、ここである問題があります。

矩計図は建築確認申請書類の必須項目ではない為、図面を作らない建売会社がほとんどという問題があります。

建売業者は建築確認、中間検査(3階建て以上の場合のみ)、完了検査さえ受かってしまえば、問題なく建売住宅を販売することができます。

よって余計なお金をかけて使わない図面を作らないというのが建売業者の現状です。

実際に私の会社で矩計図を作る場合は1万円ほど設計部門にお支払いしておりました。

 

フラット35を使用する場合は、適合証明書の申請時に矩計図が必要になるので、フラットを使う人は矩計図を手にする事ができます。

しかし、銀行ローンの場合は矩計図を無償で手に入れることができないのです。

適合証明書の費用はいくら?フラット35で借入前に知っておきたい相場と期間の話

 

 

断熱材が入っているか分かる矩計図を契約前に手に入れる方法とは

 

契約前に断熱材が入っているかどうかを知るためには、契約前に矩計図を見ればOKということになります。

それであれば、契約条件として矩計図みて問題がなければ契約するという技があります。

すると業者も1万円で契約ができる可能性があるのであれば、矩計図を設計に依頼して見せることは十分可能です。

建売業者は土地を購入するときに銀行にお金を借りて販売しているので、1万円払って契約になるのであれば、協力してくれます。

 

できれば購入申込書を記入する段階で交渉してみましょう。

それが交渉タイミングとしてはベストです。

 

欠陥住宅Gメンと筆者は同意見!:欠陥住宅がおこる理由は圧倒的な職人不足によるもの

 

今現在の日本の住宅は、住宅はロボットで作るわけでもなく、3Dプリンターで作るわけでもなく、人間が作っております。

人が行うことなので、どうしてもミスや失敗はつきものです。

ここ近年で、職人不足が顕著になってきております。本当にいないんです。

ずっと基礎だけできて放置されている物件だってたくさんあります。

 

現場監督・大工さんと左官屋さん(塗装屋)が圧倒的に足りないですよね。

ジョブチューンでの基礎のミスは、完全に左官屋さんの能力不足が原因でしょう。

さらにそれを管理する現場監督さんもいない状態の為、素人が見てもわかるようなミスを見逃したのでしょう!

経験があんまりない現場監督さんでも平気で年間30棟以上もやらされているのが現状なんです。

 

更に経験のない人が、上司と一緒に作業をせずに、一人で作業しなければいけない状態に・・・・

実際私が住宅営業マンとして勤めていた時の若い職人さんが結構やらかして、漏水などの事故が多発したことがあります。

私が担当窓口だったのでお客に一番怒られました。

私は「ふざけんな!職人。俺に謝りに来いよ」と思っても結局謝りに来ず・・・・

使わなきゃいいのにそんな職人と思ったのですが、その人を使うしかないというのが今の建築業界なのです。

 

欠陥住宅を購入しない為にはどうすればいい?

 

欠陥住宅に引っかからない為に一番効果的なのは、契約前に第三者機関に住宅を見てもらうことです。

これが一番いいです。

外壁・家の傾き・基礎の不具合・屋根の状況確認・断熱材の有無・その他すべて見てもらうことができます。

費用は大体あ6万~10万程度かかりますが、一生に一度の買い物である住宅なので、そこはケチらずにチェックしたほうがかえって安心して住宅を購入することができるでしょう。

精神衛生状にもいいです。

 

まとめ:ハウスメーカーの営業マンの知識の差が激しい。欠陥住宅は第三者機関に見てもらうのがベスト

 

ジョブチューンの欠陥住宅があまりにも衝撃的過ぎて、思わず記事にしてしまいました。(笑)

あそこのハウスメーカーは正直ヤバいです。

(対応が悪すぎる。基礎パッキンがないのはもうOUTなんだから最初に認めるべきだった)

ど素人営業マンが素人であるお客様に説明しているという状況だったので、この記事を見た方は、騙されないようにしましょう。

建売を購入するなら建売住宅購入はどこを注意すべき?6つの注意点を元建売業者の私が解説する。もぜひご覧ください。

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