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資金計画・住宅ローン・税金

自分で住宅ローン事前審査は可能?一人で審査を通す方法【15万得】

投稿日:2018年7月11日 更新日:

住宅購入を行う際の住宅ローンの手続きは不動産屋に任せている人がほとんどでしょう。

現に銀行の住宅ローンの契約の8割以上が、不動産会社による紹介客のものです。

この数字は住宅ローンアドバイザーを私が取得した2015年の時の数字ですが、今でもほとんど変わらないでしょう。

元不動産屋としては、住宅ローンを不動産屋に任せてもらったほうが実務的には非常に楽なのですが、

消費者目線で回答すると絶対に住宅ローンの審査は自分でやったほうがいいです。

 

断言します。

 

今回は自分で事前審査・本審査を通するための手順及び、自分で住宅ローンを通すメリットについてご紹介させていただきます。

 

不動産屋を使用せずに自分で住宅ローンの事前審査・本審査を行うのは簡単。

 

結論から言うと可能です。

特に事前審査は冗談抜きで簡単です。

早速ですが、事前審査時に必要なものをご紹介します。

事前審査時の必要書類

☑銀行の事前書類審査(銀行から貰ってくればok:郵送でも可)

☑物件書類 (販売図面でok)

☑本人確認書類(源泉徴収票・保険証(勤続年数確認に必要)運転免許書(なければ住基カードorパスポート)

☑自営業者は確定申告三期分

これだけです。事前審査の申込書に押す印鑑は認印で構いません。

ネット銀行の場合はWEBから申し込みなので、事前審査書類はWEBでの打ち込み、書類は郵送のやり取りになります。

 

これら記入後、銀行に提出すれば2日~3日で結果が出ます。

複数の銀行の事前審査を行うのであれば、住宅ローンの数社審査で総額が安い?複数比較のメリット8選と注意点を参考に事前審査を行うと良いでしょう。

ホントこれだけ。

これに15万ぐらいの費用を払うんですからね・・・・もったいなくありませんか?

とはいえ本審査時は少し面倒です。

 

本審査も自分で審査はできる?本審査を自分で行う流れ

 

本審査を行う場合は、基本契約後の話です。

自分で住宅ローンの審査を行う場合は、本審査も自分で行わなければなりません。

事前審査の時より必要書類が格段に増えます。

本審査時に必要な書類

☑銀行からの本審査書類(すべて実印で押印)

☑物件書類(登記簿謄本・建築確認・立面平面図・測量図・公図・道路図(私道であれば))

☑売買契約書・重要事項説明書(コピー)

☑本人確認書類(住民票・課税証明書)←役所で取得

☑自営業者は納税証明書その2

☑健康診断書(人による)

今記載した物件関係書類などは、契約すればすべてもらえます。

これらをすべてコピーして銀行に渡しましょう。(登記簿謄本は原本が必要な銀行があるので要注意)

 

本審査書類はすべて実印で押印します。認印では絶対に押さないでください。

審査やり直しになります。

実印がなければ、実印にする予定の印鑑で押印します。

わからないことがあれば、契約した不動産屋に質問しましょう。

 

ローン解約にならないためにも、あなたのサポートを不動産屋はやってくれます。

ネット銀行の場合は、不動産屋も介入できないので、ネット銀行の担当者に自分で確認する必要があります。

ちなみに、不動産売買時には実印は特に必要ありません。

実印が無いと契約不可?不動産売買契約書は実印と認印どっちが必要?

 

不動産屋を使用せずに自分で住宅ローンを通す4つのメリット

 

ココがおすすめ

☑ローン事務手数料を払わずに済む。

☑ネット銀行で審査することができる。(提携無視)

☑自分で調べることでより安い銀行を選べる。

☑自分のお金に対してのリテラシー・知識が付く。

1つずつ解説します。

ローン事務手数料の15万税別を払わずに済む。

不動産屋にローンをお願いすると、ローン事務手数料を10万~15万税別が請求されます。これは仲介手数料とは別です。

不動産屋に任せておけば確かに楽なのですが、そのせいで10万~15万なくなってしまいます。

そのお金、自分で審査すれば不動産屋に払わずに済むます。

ローン事務手数料を、テレビアンテナ工事・ケーブルテレビ追加や引っ越し代に充てたほうが良くないですか?

ローン審査を自分でやれば10万もらえると思ってやられるほうがよろしいかと思います。

 

ローン事務手数料の支払いの有無は契約書にかいてある?

 

ローン事務手数料の金額の有無は、重要事項説明の中盤あたりに書いてある「売買代金および交換差金以外に売主・買主間で授受される金銭の額」で確認することができます。

ここの項目では、売買代金と交換金額以外の金銭のやり取りついて書いてあります。

主に、手付金・固定資産税清算金・登記費用が書いてあります。

 

ここにローン事務手数料が入っていれば、ローン事務手数料を払うことになりますので、要チェックです。

仲介会社経由だと、代金および交換差金以外に売主・買主間で授受される金銭の額」には書いておらず、約定支払い書に記載されているケースもあります。

仲介手数料に関する書類は良くチェックしたほうがいいです。

 

ネット銀行で審査することができる。(提携無視)

 

ネット銀行の変動金利は破格並みに安いです。

さらに都市銀行や地銀では金利上乗せで入れる保険もネット銀行は無料で入れたりします。

冗談抜きで、通常の銀行とネット銀行での総支払額は数百万円変わるってこともあります。

それにもかかわらず、不動産屋はネット銀行で審査されるのをものすごく嫌います。

 

なぜなら自分で介入できないから・・・・

自分で介入したい理由は、ローン事務手数料がもらえないという理由もありますが、取引にはスケジュールが付いて回ります。

本審査がスケジュール通りにコントロールできないのが不安要素でもあるのです。

だからこそ提携の都市銀行・地銀で審査する傾向があります。

 

ネット銀行で本審査を行う場合は、早めに行っておくのが良いでしょう。

ローン条項を過ぎてしまうと、あなたが解約できなくなってしまいます。

ローン条項が過ぎてからのローン解約は違約になるので、不動産屋にスケジュール調整を行いながら進めていきましょう。

 

自分で調べることでより安い銀行を選べる。

 

不動産屋に任せっぱなしにすると、安い銀行よりもローンが通りやすい銀行を優先的に選ばれます。

不動産屋はあなたがローンを通ることは真剣に考えますが、住宅ローンの支払いについては真剣に考えません。

ローンが通ってくれないと契約できませんからね。

でも実際に支払いをするのは購入者であるあなたです。

 

住宅ローンの3大疾病や8大疾病などで金利上乗せで払うのか?それとも金利を払わずに済むのか?

かなり変わりますよね。何千万円の保険をただで入っているのと同じですからね。

さらに金利も安くなります。

大月個人的には、8大疾病が無料で入れて、金利が0.4%台の住信SBIネット銀行で借りるのが良いでしょう。

迷ったらココで借りればほぼ間違いありません。私のお客様も殆どの方がここで借りております。

そのくらいお勧めです。(不動産屋との連絡もちゃんとしてくれるし)

 

自分のお金に対してのリテラシー・知識が付く。

 

日本人はお金に対しての教育をまったく受けておりません。

故にお金に関しての知識・教養がなさすぎます。(お花畑の人もいるくらい(笑))

 

不動産という大金が必要になる商品だからこそ、自分でローンを行うことで、初めてお金対して真剣に向き合うことができます。

「金利の仕組み」・「固定金利と変動金利の違い」「金利上昇リスク」「ローンが返済できなかった時どうなるか?」など・・・

住宅ローンという大金を借りるからこそ。人任せ(不動産屋任せ)ではなく、自分の意志で住宅ローンを借りるべきだと感じてます。

自分でローンが借りられたという知識・経験はのちのライフプランニング・資金計画に大いに役立ちます。

住宅購入がお金を使うゴールではありません。これからの老後のお金などの資金計画・投資など学ぶきっかけになるでしょう。

 

不動産屋を使わずに自分で住宅ローンを通す2つのデメリット

 

自分でローンを通すのはメリットだけではありません。

一応デメリットもありますので参考までに・・・

 

契約する為に住宅ローン審査の証明を自分で行わなければならない。

 

自分で銀行の事前審査を通した後の対応ですが、一歩間違えると売主から認められないケースがあります。

必ず、銀行に「正式承認書類(事前審査)」か「不動産屋への連絡」のどちらかを依頼するようにしてください。

WEBだけの審査書類を持ってこられたお客様がおりましたが、それだけでは弱いんですよ・・・

なぜなら個人情報をちゃんと見たのか?というところを不動産屋は気にするからです。

よって銀行から不動産屋に連絡してもらうほうがベストでしょうね。

 

その現場のみの超特別金利が受けられない。(レアケース)

 

これはごく稀です。

建売業者が仕入れする際に、融資で使った銀行の住宅ローンを使用すると、特別金利で借り入れができるという提携です。

この提携ローンのすごさは、その辺の不動産会社が抜かす「提携ローンが~~」とかいうレベルではありません。

 

ガチで安いんです。

 

大月も不動産屋(建売業者)に5年勤めていましたが1回しかありません。

当時の変動金利が0.775%が主流だった時代に、その融資した現場だけ0.6%で貸出しますと、銀行の支店長がおっしゃっておりました。

おそらく建売業者の人であれば、あるあるだと思うのですが、この手の金利の場合は、自分でローン審査をやっても特別金利を使うことができません。

 

あとはものすごく販売業に強い仲介会社限定の特別金利も存在しますが、

ローン事務手数料を払ってしまえば、総額で見ても普通のローンとあまり変わらなかったりします。

どちらを経由して借り入れしたほうが、トータル的に安いかを検証して選んで行く必要があります。

仲介手数料が不要な建売を見つけたい場合は、売主経由の建売は購入可能?仲介会社泣かせの売主物件の3つの探し方を元建売屋が解説をご覧ください。

今回は以上です。

住宅ローンも重要ですが、実は火災保険こそ自分でやるともっと得しますよ。

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