建売を購入及び注文住宅の建築中に一度は考えたことがあるかもしれないオプション工事ですが、どんなオプション工事がおすすめなのかわからない方も多いと思います。
なんせ住宅購入は初めての事です。
買主であるあなたはどんなオプション工事ができるのかを知りたいはずです。
実際にオプション業者から提案を受けてみるものの、よくわからない工事内容だったり、本当に必要なのかなと不安に思うオプション工事もあるかと思います。
後々必要じゃない工事が出てきたらオプション費用がもったいなかったと後悔するかもしれません。
そこで今回は30人ではありますが、戸建て購入者からアンケートをいただきましたので、やってよかったオプションランキング及び、必要がなかったオプションをご紹介していきます。
購入者のリアルな意見を聞いてきましたので、非常に参考になると思います。
家を建てる時と比べて安いので、つい財布のひもが緩くなり不要なオプション工事も依頼しがちですが、本当に必要なオプション工事かどうかここでチェックしてみてください。
Contents
アンケート結果からわかった新築オプションおすすめランキングトップ10は?
ランサーズにて住宅購入者30人からとったアンケート結果はこちらです。
新築オプション工事ランキング 複数回答可
1位:コンセント工事・増設 17票
2位:床暖房・網戸・カーテンレール 14票
4位:カップボード(キッチン収納) 10票
5位;物干し追加 9票
6位:カーポート 7票
7位:フロアコーティング 6票
8位:バルコニー屋根 5票
9位:土間コンクリート増設 3票
10位:その他(間接照明など)2票
この結果を見て、まあそうだよねと思うようなオプション内容もありますが、意外に人気なんだなと思ったオプション工事もありました。
まずは、コンセント工事・増設が1位なのは納得できます。
私もよく受けておりました。
ただし電気工事の変更になると多くのハウスメーカーや建売業者は上棟までに変更をしないとオプション工事が不可になってしまいます。
またコンセント工事・増設はイメージの相違からトラブルも多い内容になるので、飯田グループの数社はコンセント工事・増設はNGのほか電気図面もお客様に渡さないそうです。
2位の床暖房・網戸・カーテンレールもまあ納得です。
床暖房がこんなに多いとは思いませんでしたが、SUUMOなどのランキングをみると人気設備ランキング3位に君臨していることがわかりました。
網戸・カーテンレールをつけた方が全体の約半分ですから、標準的に網戸・カーテンレールが付いていない建売住宅(飯田グループ系かな)で購入された方が多い事がわかります。
意外だったのが6位のフロアコーティングです。
フロアコーティングは私の経験上ですが、200組ぐらいのお客様の中でたったの2組しかやったことがなかったので、てっきり1票ぐらいかなと思っていました。
しかし、アンケートでは6世帯も追加工事をしていたなんて・・・結構人気なんですね。
私はフロアコーティング不要派なんですが、フロアコーティングに興味がある方は、下記の記事を読んでみてください。
フロアコーティングを依頼する際の注意点・施工会社の選び方・私独自の不要だと思う理由をご紹介しております。
フロアコーティングは新築物件に必要性が感じられない4つの理由
アンケート結果からわかった不要だった新築オプション工事は
不要だったオプション工事ランキング 単独回答のみ
1位:コンセント工事・増設 10票
2位:物干し追加 7票
3位:床暖房 5票
4位:カップボード 4票
5位:土間コンクリート増設 2票
6位:その他 2票
7位:フロアコーティング 1票
不要だったランキング1位:コンセント工事の不要理由
オプション工事ランキングでも1位のコンセント工事・増設ですが、残念ながら不要だったオプション工事ランキングでも堂々の1位です。
オプション工事で増設した人で不要だったなと思う方が約58%もいるという計算なので、約10人に6人は不要だったと思われていることになります。
不要だった多くの理由には、引っ越し前は電化製品をたくさん使うと思ってあったら便利だと思っていたけど、実際に住み始めたらそこまでコンセントを使用しなかったという意見が多数でした。
現に私が頂いているマイホーム体験談にもそう記載されておりました。引用します。
照明は工務店やハウスメーカーの言うとうりに設置すると使わない灯りが出てくると思います。
うちは、提案の7割くらいですが、必要な場所にはしっかりあるので困っていせん。照明で少し節約できる可能性があります。
多くのハウスメーカーの建物は、家事導線の事を考えてコンセントが必要なすでに設置されておりますので、むやみにコンセントを増やしても使わないということが出てきます。
コンセントを増やし電気を使用する量が増えると、電気のアンペア変更を行わないとブレーカーが落ちる可能性が高くなります。
建売住宅の場合通常50アンペアが標準になりますが、下手すると60アンペアの契約になり、電気料金が高くなりますので要注意です。
不要だったランキング2位:物干し追加の不要理由
物干し追加工事はオプション工事で取り付けた方が9世帯に対して、7世帯も不要だったと感じている方が下ります。
約78%の方が不要だったということで、物干し追加をオプションで依頼した10人のうち約8人は不要だった回答になるということです。
中でも多かった意見は、
・物干しは既存のものだけで充分足りた。
・上の階のバルコニーに物干しをつけたが、干しに行くときに階段の上り下りがつらいので使っていない。
等の意見をいただきました。
不要だったランキング3位:床暖房の不要理由
床暖房をオプションで依頼した人の14世帯のうち、5世帯が不要だと回答。
割合でいうと35%なので、約10人に4人が必要がなかったということになります。
その多くはエアコンで十分という理由によりで使っていない人が多い印象です。
中にはホットカーペットで十分だという方もおりました。
ホットカーペットと床暖房を併用することはできません。火事の原因になりますのでやめておきましょう。
ただし、ラグと床暖房の組み合わせはありです。
ラグと床暖房を組み合わせると3つのメリットがあります。下記引用。
床暖房+カーペットのまとめ
☑ラグ+床暖房のメリットは3つ「低温やけど対策・部屋でゴロゴロできる・ダニの除去率60%以上UP」
☑通常のカーペット(ラグ)を使用すると、湿気や熱でカーペットど床をダメにしてしまう恐れもあるので、必ず床暖房専用カーペットを使用すること!間違ってもホットカーペットはNG
カーペットを所有している人は、ぜひ床暖房と組み合わせてみてはいかがでしょうか?
床暖房のデメリットについては、床暖房はいらないってマジ?不動産屋が絶対に教えないデメリット7選をご覧ください。
ランキング結果からわかったおすすめの新築オプション工事とは
出典:http://alumi.st-grp.co.jp/products/deck/balconyroof/index.html
不要オプション工事ランキングで1つも出てこない及びオプション工事で人気が高かったのは圧倒的に網戸・カーテンレールです。
窓を開けた時に虫が入ってこないよう為にも網戸は必要ですし、夜に電気をつけるときに透明ガラスだと部屋が丸見えなので、カーテンで部屋を隠すためにもカーテンレールが必要です。
生活必需品のオプション工事なので、不要だったオプション工事ランキングで1票も出なかったのは当然といえば当然です。
むしろ建売住宅でも標準装備にしたほうがいいのではっていつも疑問に思ってました。
それ以外の不要オプション工事ランキングに入っていないのは、カーポートとバルコニー屋根の2つしかありません。
これはオプション工事を行ったすべての世帯が必要だったと実感していることが不要オプション工事ランキングから見てもわかります。
カーポートは雨が降ったときに、屋根があれば車が濡れないのももちろんですが、車に乗るときも雨に濡れないというのは結構快適ですよね。
カーポートの取り付け費用の相場は20万から紫外線カットタイプのものだと30万円程度しますが、私のお客様でもつけていただいた方みんなが納得している商品の1つでした。
今回のアンケート結果が少なかったのは、ビルトイン車庫の方が多かったのかもしれません。
バルコニー屋根のオプション工事で不要だと思われないのは、急な雨でも洗濯物が濡れないという安心感に満足しているからではないのでしょうか?
さらに日差しが強すぎる住宅の場合は日よけとして使えるので、コストパフォーマンスが高い商品だということになります。
ちなみに相場は15万円程度~20万円程度(物干し付き)
バルコニー屋根には物干しが最初からついているものもあるので、物干しだけを追加せずともバルコニー屋根と一緒に設置するのもありです。
特に物干しバルコニー屋根をおすすめします。
下手に物干しを追加するのであれば、いっそうの事、物干しつきバルコニー屋根をつけたほうが絶対に良いです。
カーポートを取り付けたい場合は新築のカーポート費用はいくら?簡単に総額5万安くする3つの方法を行うと、5万円ほど安くなります。
まとめ:新築貧乏にならない為にコスパの高いオプション工事をしることは大切!
新築のオプション工事に関する口コミ等が全くなかったので、有料でアンケートを取ってみましたが、予想通りの回答もあれば意外だった回答もあってか、記事を作っている私も面白かった。
(フロアコーティングが多いとは思わなかったよ・・・正直ね。)
オプション工事で迷われている方は、ぜひこの記事を参考にして、あなたにとってコストパフォーマンスが高いオプション工事を行いましょう。
無駄なオプション工事ほど決して安くないお金を溝に捨てるのと同じですよ。
キッチンカップボードの取り付けを考えている人は、新築のカップボードはハウスメーカーに頼むと安い?メリット・デメリットを経験談から解説します。がお薦めです。
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すべてのハウスメーカーの広告・住宅展示場で良いことばかり謳っているの、こんなはずじゃ無かった!と失敗者が後を絶ちません。
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