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家購入前の予備知識・契約後から引き渡しまで

車庫前のガードレール撤去は実は簡単?撤去前に知りたい費用相場と注意点3選

投稿日:2018年8月17日 更新日:

車通勤がメインの方などは、住宅地よりも幹線道路沿いの物件の方が利便性が良いので、大通り沿いの物件を検討する方が多くいらっしゃいます。

特に高速道路を仕事で利用し、インター近い物件を検討される方は、住宅地よりも幹線道路沿い方が利便性もよく物件価格も安いので幹線道路沿いの物件を購入したほうがメリットはあります。

幹線道路沿いの物件を検討する場合の注意点としては、歩道にガードレールが付いている場合です。

上記の画像のように、幹線道路沿いのほとんどが歩行者保護のガードレールが付いております。

ガードレールは必要なものではありますが、車庫付近にガードレールがあると毎日の車の出し入れが難しくなってストレスを感じるかと思います。

今回は幹線道路沿いの物件を検討している方や、購入予定の土地の前にガードレールがあって邪魔な方向けに、ガードレールの撤去方法をご紹介させていただきます。

 

車庫前のガードレールの所有者は誰のもの?

 

ガードレールの所有者は道路の所有者である市や県の所有のものになります。

前面道路が市道であれば、市役所の道路課や道路建設課などの各市役所の道路関係に話をすることになります。

前面道路が県道だった場合、市役所の道路課にガードレールの撤去の申請を行ったとしても、申請を受け付けてくれることはありません。

道路を管轄している県土事務所にいくことになります。

前面道路が国道だった場合も同じです。

ガードレール撤去の打ち合わせを行う場合に持っておいたほうが良いものは以下の通りです。

ココがポイント

☑家の場所がわかるもの。グーグルマップでOK

☑家の配置(車庫の位置がわかるもの)家の写真でOK

☑家の間口がわかる図面。(必須でないが、あるとスムーズに話が進む)

☑撤去したいガードレールの長さがわかる写真(事前に撤去したい部分を計ってほしい。)

撤去してほしいガードレールの長さを計ってほしいという項目がありますが、過去に私が撤去するガードレールの長さを計らずに失敗したことがあります。

後ほどの注意点でも解説しますが、ガードレールを撤去するルールというものが存在します。

ガードレールを撤去する際のルールに該当するかを、事前に判断してもらうために必要なのです。

 

ガードレール撤去の相場はいくら?

ガードレール撤去の相場は、20万円~30万円です。

下記の見積もりは私が実際に行ったときに業者から貰った見積もり内容です。

ガード撤去の見積もり(税別)

・申請日・設計図 5万円 (役所申請時に必要なもの)

・ガードマン手配 1.5万×2人 (近隣クレーム対策)

・ガードレール撤去・処分費 5万 (3m分すべて撤去)

・諸経費(重機リース代・トラック運送費)5万

・ポール設置新設 2本 3万

ガードレールのみの撤去になるとこんなものです。

上記の見積もりはポールを設置したので、余計な費用がかかりましたが、20万円~30万円程度に収まるケースがほとんどです。

 

ほとんどが処分費以外のほとんどが人件費なので、相見積もりを取って安く依頼すれば、もう少し安くなった可能性もあります。

当然ですが、ガードレール付近に電柱や樹木も撤去するってなった場合は余計な費用がかかります。

ココに注意

建売業者でガードレールがあった場合は、撤去は売主負担なので、費用は気にしなくてOKですが・・・問題は土地購入者。

売主が現況渡しで契約するって話になった場合は、ガードレール撤去費は購入者である買主が負担することになります。

土地を探す際は、細かいところもチェックしないと余計な造成費がかかったりするので要注意です。ガードレール撤去もその中の1つ

 

ガードレール撤去する際の3つの注意点とは

ガードレール撤去する際の3つの注意点とは

☑ガードレールは申請してすぐに撤去はできない。

☑費用を浮かせようとして個人で撤去作業を行うのは原則NG

☑すでに家の間口が4.2m以上開いていれば、ガードレール撤去の許可が下りない。

1つずつ解説していきます。

 

ガードレールは申請してすぐに撤去はできない。

ガードレール申請したら即許可が出るものではありません。

具体的にはガードレール撤去する際の申請図のチェック・役所の担当者が現地調査を経て初めて申請の許可が出ます。申請から許可までは2週間前後です。

工事は1日で終わる工事ですから、ガードレール撤去の工事の流れとしては下記のようになります。

ガードレール撤去の流れ

☑役所に申請する。

☑申請者が撤去業者の相見積もり 1週間

☑撤去する業者からの設計図作成 1週間

☑撤去する業者が役所に申請~役所が許可 2週間

☑工事開始~撤去終了 1日

大体申請から1カ月ぐらいを見ておけばよいでしょう。

 

費用を浮かせようとして個人で撤去作業を行うのは原則NG

 

ガードレール撤去は役所にとっては、メリットは何一つありません

そのガードレールを取った影響で、ほかのガードレールが軟弱になるのだけはNGってこと。よって基本業者施工になります。

多くの役所では、ガードレールを取る業者を役所がいくつかピックアップしている場合が多く、その中から選んでくれってスタンスです。

役所から貰った業者のいくつかに連絡して、ガードレールの撤去範囲などを伝えて相見積もりを取るのが一般的でしょう。

 

すでに家の間口が4.2m以上開いていれば、ガードレール撤去の許可が下りない。

 

ガードレールの撤去範囲と、家の間口がわかる図面がほしい理由はコレ!

ガードレールや歩車道ブロックなどの切り下げ・撤去については道路法や県などで、普通乗用車を所有する土地に対しては、出入り口が4.2mまでしか幅が設けられないというルールがあります。

開口幅は原則として普通自動車4.2m以下大型自動車8m以下ですが、ガードレール等は歩行者・自転車の安全を守るために設置されているので、開口幅は必要最小限で計画してください。

出典:埼玉県

上記の引用は埼玉県のものになりますが、ほとんどの都道府県が4.2mを採用しております。

つまり、すでに4.2mの間口が解放されている場合(車庫側でなくても)は、原則ガードレールを撤去することはできず、場合によってはガードレールの移設のみになってしまうわけです。

 

4.2mの間口だけだと車2台は止められない!撤去するたった1つの方法

 

車1台を止める計画で土地を購入したのであれば、すでに4.2m開いている場所に車庫を持ってくればよいでしょう。

しかし車庫並列2台で止めたい取った場合・・・4.2mの幅しかないと車の出し入れが非常に難しくなります。

せっかく車2台駐車できることにメリットを感じて購入した住宅用地や建売が、ガードレールのせいで車が1台しか止められないというのは困ってしまいます。

そこでこんな方法があります。

道路境界の両側にポールを設置するという方法です

この方法で私は車2台止められる土地の開口部を確保しました。

ガードレールを撤去する市町村によってはできない可能性もありますが、提案してみて損はありません。

決してガードレールが撤去できないからといって怒ってはいけません。

 

ポイントは車2台止められると思って購入したのに、ガードレールがあって困っている。かわいそうだと情を持ってもらうことです。

業者が依頼するとうまくいかない場合がありますが、市民である個人の方が行えば、大抵うまくいきます。

似たような案件で、電柱の支線を取り外す場合も参考になるでしょう。

電柱の支線だけ撤去は可能?支線撤去の相場と撤去できない2パターン

 

まとめ

ココがポイント

☑ガードレールの撤去を行う場所は、道路所有者の市や県になる。国道や県道の場合、市役所で申請しても受け付け不可なので注意。

☑ガードレール撤去の相場は20万円~30万円。費用のほとんどが人件費なので、業者間の相見積もりをとることでもう少し安くすることは可能。

☑すでに家の出入口がすでに4.2mあるとガードレール撤去はできない。車庫2台の物件だった場合は、ガードレール撤去の代わりにポールをつける提案をしてみるとうまくいく可能性がある。

ガードレール撤去は建売住宅購入者にとっては、売主が行ってくれますので基本的には気にしなくてOKですが、契約書に現況渡しと記入されていた場合は要注意です。

土地購入者の場合は、ガードレール撤去費用は売主負担ではなく、買主負担(現況渡し)が一般的です。

ガードレール撤去費用を事前に知っておけば、その分の値引き交渉が可能なので、ぜひ参考にしてもらえれば幸いです。

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